2017/09/22

囚人としてスカイリムに舞い戻る


スカイリム、たぶん4回目のスタート

わたしは囚人として移送されております。囚人スタートも4回目。

目が覚めると、見知らぬノルドに声をかけられました

目が覚めると、馬車で移送されていました。
声をかけてきた男の名は、レイロフ。反乱軍に所属しているといいます。
その上、同じ馬車には上級王ウルフリックという反乱軍のトップも一緒に乗っています。さるぐつわをかまされていました。声を出されては困るのでしょう。

さるぐつわをかまされ移送されるウルフリック

同乗者3人目の馬泥棒とレイロフの会話で、状況がだんだんわかってきます。
私は国境を越えようとして、帝国軍に捕まったのです。

帝国軍が捕まえたかったのはストームクローク(反乱軍)なので、とんだとばっちりですが、仕方ありません。
うかつにも怪しかったのか、あるいは単純に、運がなかったのでしょう。
手を拘束されているし、周囲は帝国軍兵士でかためられているので、おとなしく彼らと一緒に連行されています。

ヘルゲンという町に到着しました。
私たちと同じタイミングで、ティリウスという将軍も到着しました。兵士たちが将軍を出迎える声が聞こえます。
囚人である私たちを待ち受けていたのは、死刑執行人です。
裁判もなく、スピード処刑が始まるのです。

困りましたね。

隊長の補佐役をしていたハドバルという帝国の兵士が、囚人たちの名前を呼んでいきます。
ウルフリックに続いてハドバルに呼ばれたレイロフは、堂々と歩いていきます。
おや、レイロフとハドバルは視線を合わせる、というか、にらみあっているようです。
この二人は知り合いなのでしょう。

にらみあうレイロフとハドバル。幼馴染?

(もやもやと前世がよみがえってきました。確か二人とも、リバーウッドにゆかりがあるはずです。そうであれば、顔見知りというのもわかります)

そもそも、ストームクロークは帝国に反旗を翻した集団です。元帝国軍兵士が多いのも当然です。
レイロフ自身も、帝国軍から離脱して反乱に加担したと考えられます。

ここで同じ馬車に同乗していた馬泥棒が逃亡をはかりましたが、隊長の命令に即座に従った射手に容赦なく射殺されてしまいました。
帝国軍は本気です。まずいですね。

私はリストに名前がないのか、「ちょっと来い」と呼ばれました。
私が何者か知りたいのですね。いいでしょう。ちょっと外見を整えましょうか。

種族はノルド。スカイリムで一番多い種族です。つまりスカイリムは我が故郷。
右頬には戦化粧、左目から頬にかけて傷があります。金髪が多いノルドには珍しく白っぽい。プラチナブロンドって感じです。
Tissoniaと名乗りました。

戦化粧プレイははじめてです

あまりにいろんなことがわからないので、「記憶喪失」ということにします。
そうです、おそらく私は平凡なノルドですが、帝国軍に捕まった時、記憶をなくしてしまったのです。ノルドとしての常識がないのは、そのためでしょう。

リストには載っていないので、処刑対象じゃないのでは? というハドバル。
まあ、記憶喪失なら名前が本物かどうかはわかりませんからね……。
しかし、その「リスト」はなんですか? 罪人リスト? 馬泥棒はともかく、捕まえるべき反乱軍のリストが存在していたのでしょうか?

という私の疑問は、帝国軍隊長の言葉でぶったぎられます。

隊長「リストはもういいわ。彼女を処刑台へ」
ハドバル「気の毒に。だが故郷で死ねるんだから」
ハドバルさん、いい人っぽいオーラは出していますが、あまりなぐさめにはなりません。
とはいえ、手は拘束されているし、先ほどの馬泥棒射殺の記憶も新しく、現時点での逃亡も簡単にはいかないでしょう。
仕方ないので隊長についていきます。

ティリウス将軍という帝国軍のトップが、ストームクロークの首魁・ウルフリックを糾弾しはじめました。さるぐつわのウルフリックは反論できません。なかなかのパワープレイですね、将軍。
将軍の糾弾はぶきみな咆哮によってさえぎられ、ハドバルがちょっとおびえた感じで反応しますが、権威ある将軍は気にならないもよう。
隊長の指示で、アーケイという神に仕える司祭による最後の祈祷が始まります。
ところが、胆力のある兵士がひとり、「タロスへの愛のために」と言いながら祈祷をさえぎり、処刑場におもむきます。

最初のひとりです。容赦なく、斧で斬首されました。
ヴィロッドという男性、イングリッドという女性が「裁きだ!」とか「ストームクロークに死を!」とか叫んでいます。

戦争って怖い。
このヴィロッドって、来る途中レイロフが語っていた「ジュニパーベリー入りのハチミツ酒」を作っていたヴィロッドですよね、たぶん。
レイロフとヴィロッドも、この戦争(内戦)で帝国とストームクロークに分かれて戦っているのですね。ああ無常。

などと感慨にふけっていたところ、次は私の番のようです。
ああ、せめてその兵士の体とか首とか、よけてからにしてくれませんか? 死体の横にひざまずくのはちょっといかがなものかと思いますよ?

首切り台に頭をのせたところ。首切り役人がやけに大きく感じます
しかし、ここまで終始自分視点なのは、演出的には最高だと思います。
スカイリムは自分視点(FPV)と第三者視点(TPV)が1操作で切り替えられるのですが、自分の外見が定まっていない冒頭からここまでFPVで固定しているのです。
こうやってひざまずいて空を見上げ、自分の最期の瞬間を待つなど、なかなか乙ではないですか。

私の一生は始まったばかりでもう終わりを迎えようとしているのです。
勇猛なノルドの女ですから、このくらいは無言で受け入れるしかありません。理論的に。



本当はいやです。誰か何とかしてください。

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